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vol.44

情熱が醸す雪国の美酒
阿櫻酒造株式会社

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創業、明治19年。小正月行事「かまくら」で知られ、最近は庶民の料理「横手やきそば」で
世の注目を集めた秋田県の内陸部に位置する横手市で、その酒蔵は寒造りの最盛期を迎えていました。

阿櫻酒造。地場産の酒米をはじめとした原料素材を厳選し、
先人から受け継いだ長期低温発酵「秋田流寒仕込み」で郷土の酒造り文化を守り続けている蔵元です。

阿櫻という名前の由来は、江戸幕府の一国一城令において特別に存続が許された
横手城の別名「阿櫻城」から。山の上にそびえ立つ市のシンボルをブランド名に冠した日本酒は、
山城同様、地域の人々が地元を語る際には必ず名前が挙がる存在です。

冬の到来とともに始まる秋田流寒仕込みは、雪が空気を浄化するだけでなく、 雪に埋もれた酒蔵の室温が大きく変化することなく一定に保たれるのが特徴。 そこで醸された日本酒は、華やかな香りとまろやかな味わいが調和した飽きのこない飲み口に仕上がります。

創業当時から貫き通しているコンセプトは「飲む人に、蔵人の情熱が伝わる酒」。
蔵人歴53年、平成27年には黄綬褒章も受賞している照井俊男杜氏が取り仕切る現場は、
和気あいあいとした雰囲気の中にも程よい緊張感が漂います。

「うちは機械がほとんど無いから、蔵人の経験と勘が頼り。まして通年生産もしていないから、本当にこの時期が勝負なんです。今は皆、車に乗るからたまに家に帰ったりもできるけど、昔は酒造りが始まれば数カ月は家に帰れないのが当たり前だった。好きでなければ、酒造りに対する情熱を持っていなければ絶対に続かない仕事。だけど不思議なもので、この仕事の面白さを知ってしまえば去年より今年、今年より来年もっといい酒を造ってやろうという気になっていくんです」
と照井杜氏。

照井杜氏は、山内杜氏副組合長。蔵人の養成と酒造技術の向上を目的に大正11年に設立され、
今も200名近い会員数を誇る組織の中心人物です。

「若者から中堅、ベテランまで、幅広い年齢層で組織されたチームをまとめ上げる力は流石です。人としても魅力的だから、自然と下の者が付いていく。役職に関係なく、対等に話す機会も設けてくれます。たとえば以前、新しいファンを獲得するため、私がこれまでとは違う味の酒造りを提案した時のこと。杜氏はこちらの話を黙って聞くと、一言『やってみるか!』と。引き出しの多さ、懐の深さは、業界では間違いなくトップクラスでしょう」

そう語ってくれた営業部長 兼 蔵人の稲上さんは、他県出身、前職はサラリーマンという
異色の経歴の持ち主。入社は「蔵見学で訪れた際、飲ませてもらった日本酒が衝撃的で。
この味を日本中に広めたいと思った」ことがきっかけなのだとか。

それまで全く違う道を歩んできた人をも一瞬で虜にしてしまう日本酒の味、
皆さんも今年の新酒で試してみてはいかがでしょうか。

阿櫻酒造株式会社

阿櫻酒造株式会社

秋田県横手市大沢字西野67-2
TEL:0182-32-0126
FAX:0182-32-3448

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