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vol.42

地域に根ざし、地域のために
菓子工房ぜんげつ

菓子工房ぜんげつ

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切って、刻んで、混ぜて、煮て、塗って、焼いて。そんな菓子づくりにかかる作業が、
人の手で圧倒的なスピードで進められていく光景は、お世辞抜きで無形文化遺産に推薦したいほど。

明治14年(1881年)創業の老舗・菓子工房ぜんげつの厨房では、
職人たちが「あ、うん」の呼吸で連携し、商品を次々と形にしていきます。

取扱商品は、季節品を含めると60種類以上。

さっきまで目の前にあったものが、あっという間に別のものに変わり、一人が同時に複数の作業をこなすことも珍しくない現場には、不思議と緊迫感はなく和気あいあいとした雰囲気が漂います。

この厨房で今最も多く作られているのは、
当サイトでもカテゴリー上位の売れ行きを誇る「りんごタルト」。

タルトのサクサク感、ブリュレのように滑らかなクリームの食感、
コンポートの程よい甘味と確かな歯応えを高い次元でバランスさせた一品は、
子どもも大人も口に含んだ瞬間から笑顔になること請け合い。

同店5代目の遠藤善衛さんが地域活性化に貢献したいという一心で、地場産のリンゴを使い、
数え切れないくらいのトライアンドエラーを経て商品化にこぎつけた渾身作です。

「販売を始めた当初は関係者に『派手さに欠ける』と言われたりもしましたが、時間の経過とともにファン層が広がり、媒体で取り上げられる機会も増え、今や名実ともに店を代表する一品になりました。販売開始が20年前ですから、超ロングセラー商品と言っていいと思います。各地の美味をネットで簡単に取り寄せられる時代になり、それでもなお選ばれ続けているという事実を率直に嬉しく思います」(遠藤さん)

創業時から、代々受け継がれてきた理念は「地域に根ざし、地域のために」。

それを時代にマッチした形で具現化するため、遠藤さんは六次化的な視点で農家と連携し、
「秋田」の名を全国に知らしめる活動に力を注いでいます。

「一見、地元の老舗菓子店というと地方創生とは縁遠い感じもしますが、我々にしかできないことがあると思っています。秋田は言わずと知れた食材の宝庫。菓子に活用できる食材も多く、打ち出し方ひとつで多方面からの注目を集めることは可能です。今後は生産分野との垣根を越えた結び付きを強め、質の高いものづくりを通して互いに成功体験を共有していければと思っています」(遠藤さん)

最近は生産農家との協働により、
「五城目きいちごロール」という新しい成功事例を創出している菓子工房ぜんげつ。

日本一の産地づくりをめざす秋田県五城目地区のきいちご農家と、美味のためなら研究と手間を
惜しまない遠藤さんの情熱が、口の中いっぱいに広がる至福のハーモニーを生み出しました。

お土産用としてはもちろん、自分用としても積極的にリピートをかけたくなる一品を、
みなさんもぜひお試しください。

菓子工房ぜんげつ

菓子工房ぜんげつ

秋田県秋田市旭北栄町6-23
TEL:018-862-5959
FAX:018-863-0578

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