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vol.41

白神育ちのアワビが拓く未来
日本白神水産株式会社

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秋田県八峰町は、面積の約80%を占める森林の一部が
世界自然遺産「白神山地」という自然豊かなエリア。
地域の人々は、古くから森がもたらす恵みを受けて暮らしてきました。

その中のひとつに、山地から流れ込む清水が育んだ海産物があります。
港で水揚げされる魚介類は多種多様ですが、町が今最も周知に力を入れているのがアワビ。

毎年8月には「あわびの里づくり祭り」を開催しているほか、
稚貝の放流をはじめとする「作り育てる漁業」にも地域一丸で取り組んでいます。

2012年には、海洋政策研究財団調査役として長年陸上養殖システムの開発研究に携わってきた、菅原一美さん(現・日本白神水産株式会社代表)を中心としたプロジェクトがスタート。

廃校になった小学校の校舎に設置した水槽でアワビを養殖、通年で安定供給を目指すという事業は、様々なメディアで驚きをもって報じられました。

ところで皆さんは、乱獲や地球温暖化の影響などにより、
アワビに限らず天然ものの漁獲量が減り続けていることをご存じでしょうか。

漁業を取り巻く世界では今、海のものを獲る旧来のシステムから、
海のものを作る新しいシステムへの移行が喫緊の課題となっているのです。

しかし漁村の高齢化や担い手不足から、この移行が思うように進んでいないというのが現実。
そんな中、菅原さんが研究を重ねて実用化にこぎつけた陸上養殖システムには、
新時代への移行を加速していくソリューションとして大きな期待が寄せられています。

「陸上養殖は、運用していく上で新しい知識の習得が欠かせませんが、漁や海での養殖に比べれば体力的な負担は軽減されます。また天候や自然災害に左右されず、少人数で対応可能といった利点もあり、過疎や高齢化が進む地域への導入にも適しています。生き物を育てる手間は省けませんが、今後一層システムの効率化が図られれば、各地で導入が進むと思います」

と教えてくれたのは、日本白神水産の岡本さん。

同社ではアワビの陸上養殖を収益性の高いモデルとして確立するために、
養殖=天然に劣る・安価というイメージの払拭にも専心。

近くの海からくみ上げた水を使い、海のアワビが食べているものと同等の餌を与えることで、
天然ものに迫る味と風味を実現、高単価を維持しています。

「今後は食品開発業者との協働により加工品のラインナップを増やし、需要を喚起しながら生産量の拡大に取り組んでいきます。目標は学校の校庭を水槽で埋め尽くすこと。時間はかかるかもしれませんが、地域振興の一助となれるよう何としてでも実現したいですね」

と岡本さん。

そんな岡本さんたちを、町も全力でバックアップ。
町内にある複数の飲食店では、それぞれの店が日本白神水産のアワビを使った特徴ある料理を提供しています。

取材班のイチ押しは、農家レストラン・しらかみカフェの「あわびのスープパスタ」
近くへ訪れた際には、ぜひ一度お試しください。

日本白神水産株式会社

日本白神水産株式会社

秋田県山本郡八峰町八森字古屋敷3
TEL:0185-74-5653
FAX:0185-74-5663

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