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vol.30

フワフワなのにモッチモチ
もちもち三角 バター餅

もちもち三角 バター餅特集

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秋田県の北秋田市鷹巣から仙北市角館を結ぶ 「秋田内陸縦貫鉄道」は、沿線に日本の原風景が広がるローカル線として、鉄道ファンはもちろん、全国にその魅力を知られている。ゴトゴトと音を立てて、ゆっくりと走る電車は懐かしく、平穏な時間を与えてくれる。なんとも可愛らしいローカルトレインだ。
この秋田内陸縦貫鉄道の駅、北秋田市小又にある阿仁前田駅。この駅からほど近い場所で「もちもち三角 バター餅」が作られている。腹持ちが良く、栄養満点で固くならない為、古くはマタギが携行食として山に持参して食べていたとされているこの地域に伝わる郷土菓子だ。
今回はそのバター餅を数十年作り続けている、みうら庵の三浦ナミさんにお話を伺った。

北秋田市ブランド・みうら庵

「みうら庵」は、秋田内陸縦貫鉄道「阿仁前田駅」から徒歩数分の場所にある。北秋田市の「推奨認定特産品」として製造されているバター餅は2人の作り手が作ったバター餅のみで、みうら庵の「もちもち三角バター餅」はそのうちの一つだ。
テレビでも取り上げられて話題になり、「地域力宣言2012ニッポン全国物産展」の「第3回ニッポン全国ご当地おやつランキング」では、第4位にランクインした実績を持つ。 元々は北秋田地方の一般家庭でお茶請けや子どものおやつとして喜んで貰いたいという思いから作られていたものだが、2012年4月26日の日本テレビ系「秘密のケンミンshow」で紹介され、その人気に火がついた。

「もちもち三角 バター餅」

みうら庵の三浦ナミさんが作る「もちもち三角 バター餅」は、苗箱を型にし、板状にのしたバター餅を三角形にカットしていくという、従来のバター餅の形状とは一風変わったもの。どうして三角形にしたのかを訊ねてみると「特に理由はないんです(笑)。ある日ふと思いついて三角にしてみたんです」という言葉が返って来た。
だが、今ではこの「三角の形をしたバター餅」でなければ、というファンも多く、まさにみうら庵の”バター餅”の代名詞となっている。
フワフワとした見た目と、柔らかすぎず、固すぎずのモチモチとした食感。程よい甘さと程よい塩気、そしてバターの風味がなんとも絶妙だ。全体のバランスが良く、何度食べてもついまた食べたくなる、優しい味わいが魅力だ。

変わらぬ”三角”と”味”を提供していきたい。

突如訪れた狂騒的なブームが過ぎ去った現在も、休む暇なく「もちもち三角 バター餅」を作り続けている三浦さんに今の心境、これからのことを伺った。
「あの時は、本当に眠れない日々が続きました。毎日が必死でしたね。あれから数年経った今でも忙しいことに変わりはないのですが、乗り越えてこれたのは自分が作った商品を食べてくれて、”おいしい” という言葉を聞けたからだと思います。これからのことは、正直あまり考えていません。というよりも、考えられませんね。
ただ、ひとつだけ望んでいるとしたら ”変わらないでいたい” ということですかね。三角の形も味も」。
直接聞こえる”おいしい”という言葉を何よりも大切にし、「みうら庵」は変わらぬ ”三角” と ”味” をこれからも作り続けていく──。

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