三関のさくらんぼ特集

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雄物川沿いを走ると、山の麓から里のほうまで、多くのさくらんぼ園が広がる秋田県湯沢市三関地区。キラキラと輝く、真っ赤に色づいたさくらんぼは、ひとくち食べると思わず笑顔がこぼれます。大粒で甘くて、とってもジューシーなさくらんぼが、ここ三関で大切に育てられています。

湯沢市三関とは

さくらんぼ

秋田県南部、宮城県や山形県と接する湯沢市。市の北部に位置する三関では、雄物川に流れ込む多くの支流に、扇状地が発達しています。そこは肥沃な土壌とミネラル豊富な地下水に恵まれており、セリやりんご、そしてさくらんぼが盛んに栽培されています。
明治の初め、政府は全国各地に気候や地質に合うと考えられる苗を配布しました。秋田県南部に配られたのは、さくらんぼの苗木。それが、湯沢市でさくらんぼ栽培が始まったきっかけです。さくらんぼは昼と夜との寒暖の差があるほど味が良くなると考えられるため、三関の気候にぴったり。山地の西に面した扇状地に、たくさんのさくらんぼが植えられました。山裾のさくらんぼは西日がよく当たるので、平地より早く色づきます。今では平地にもさくらんぼ畑が広がるようになり、期間の短いさくらんぼの収穫量を少しでも多くする工夫がなされています。

「まるや佐藤農園」の歴史

さくらんぼ 今回お話を伺ったのは、湯沢市三関でさくらんぼ農園を経営する佐藤さん。両親が畑にさくらんぼを植えていたため、幼いころからさくらんぼに親しんでいました。
とはいえ、実家は農家ではなく、約10年ほど前から本格的なさくらんぼ農園の経営をスタートさせました。それまでは細々と作っていた家族の手伝い程度だった佐藤さんですが、果樹のことを本やネットで猛勉強し、試行錯誤を繰り返して今の果樹園を造り上げたと云います。
「もうすっかりハマってしまいましたね(笑)。いろいろと勉強したり、周囲の方からのアドバイスをいただいたりして、実際に自分で考えて試してみる。失敗したり、ときに成功したりしながら、ここまでやってこれました」。
一般的に三関のさくらんぼは6月末からが旬といわれています。しかし、近年成熟が少しずつ早まり、6月20日頃から収穫できるようになってきたといいます。豊作の年もあれば、不作の年もあるのは自然相手だから当たり前のこと。その年の出来具合に合わせた摘果の仕方、収穫のタイミングを考えて作業を進めています。
まるや佐藤農園では早朝から収穫し出荷して、翌日にはお客さまの手に届くようにしています。選別の目安はL級の大きさであれば糖度18度以上、2Lであれば20度以上。果物で糖度20度を超えるものというと、例えば巨峰。三関のさくらんぼの甘さがよく分かります。

おいしいさくらんぼを食べよう!

おいしいさくらんぼの見分け方

色が鮮やかなルビーレッドであること、粒の大きいこと。この2つが甘くておいしいさくらんぼを選ぶポイントです。とは言っても完熟のさくらんぼは、等級や大きさを問わずおいしいもの。旬は6月末から7月中頃までです。
そのままでも十分おいしいさくらんぼですが、食べる分だけ氷水で冷やして食べると格別です。甘みはくっきり、酸味も少しだけ残り、ひんやりジューシーに味わえます。

さくらんぼ

保存方法

常温ですずしい場所に保管しておき、収穫から2・3日中に食べましょう。
冷蔵庫に入れると、圧迫されたところが黒くなることがありますが、これは傷んだわけではなく温度変化の結果。酸っぱいさくらんぼも、冷蔵庫に1〜2晩入れておけば酸味が抜けて、甘くなります。冷蔵庫の野菜室に入れて乾燥しないように気をつければ、常温より少し長く味わうことができます。

さくらんぼ

こだわりのさくらんぼ栽培

さくらんぼ栽培

佐藤さんの農園では、さくらんぼの実はだいたい成人男性の目線の高さから、頭上にかけてたくさんの実をつけています。
「日当たりがよくなるように、また収穫しやすいよう枝が1面・1段になるように剪定しています。剪定は、毎年の木の設計です。5年・10年先に、この木をどう変えていこうかと、育て方を熟考して枝を切ります」。
また、農園では高級品として認知されている佐藤錦のほか、紅秀峰や高砂、ナポレオンといった品種も栽培しています。佐藤錦は異種交配といって、違う品種のさくらんぼの花粉が必要です。交配できる種をそばに植え、マメコバチという小さな蜂を一緒に飼育。マメコバチがさくらんぼの木々を飛び回って蜜を集めると、人工受粉なしでもさくらんぼが実るという仕組みです。
「一番大変なのは、最高の食べ頃に収穫するために、木に実らせたまま摘むのを我慢している時ですね。そわそわします(笑)。葉陰の実にも色がつけば、完熟期の印。それを待っているんです。完熟すると傷み易いので、発送や選定で非常に神経を使いますが、完熟すれば甘みが強くなる。甘いさくらんぼを食べたら思わず笑っちゃう、その笑顔をお客さまに届けたい。何よりも、自分もさくらんぼ大好きだから完熟するまで待ちたいんです(笑)」。

■ 今回の取材に協力してくださったお店

まるや佐藤農園

まるや佐藤農園

国道13号線沿い、奥羽本線三関駅から徒歩10分。
〒012-0864
秋田県湯沢市上関字上関71
TEL : 0183-79-3103
BLOG : http://yaplog.jp/maruya-cherry/

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